オフィスの利用度調査・エスノグラフィック調査について
オフィスの利用度調査・エスノグラフィック調査について
オフィスの利用度調査とは?
オフィスの利用度調査(ユーティリゼーションスタディ)とは、ワークステーションやファシリティ(会議室や共有エリア、デスクなど)の利用状況を測定する調査です。調査員がオフィスの中を移動しながら各エリアでの活動を記録し、収集されたデータを元にレポートにまとめます。調査の結果から、現状のオフィス環境が最大限に活用されているかといった利用状況や、将来に向けた変更・改善案などをご提示します。
エスノグラフィック調査とは?
エスノグラフィック調査(行動観察調査)は、ワークプレイスでの活動や経験をユーザーの視点から調査するものです。V+Cのコンサルタントがクライアントのワークプレイスを次の6つの視点で観察します:
- 働く空間 - Place
- 利用するユーザー - People
- 行われる活動 - Activities
- 使用される言葉 - Words
- 雰囲気 - Vibes
- その他の事象 - Things
収集されたデータを元に、傾向やパターンに関する分析や、特定の行動における潜在的な理由・背景を考察し、レポートを作成します。
なぜワークプレイスの改善に調査が必要なのか?
企業がワークプレイスの環境や文化の改善に取り組むには、現状のデータが改善に向けた基準点となります。現状を正しく把握することで目標や望ましい結果の達成に向けて何を改善すべきかを分析することができます。
オフィスの利用度調査やエスノグラフィック調査は、様々な情報を明確なデータとして示し、曖昧な情報に基づく意思決定や”推測”の排除、また画一的な手法に頼らないワークプレイスの戦略構築が可能となります。
また、このような調査は既存の枠組みや思い込みを疑い、仮説の検証にも役立ちます。もし特定の課題やその原因について仮説の検証のために当社にご相談いただいた場合は、V+Cはこのオフィスの利用度調査やエスノグラフィック調査に基づき、その仮説を検証するか、代替案を提示することから始めます。