Case Study Overview − 概要
Case Study Overview − 概要
柔軟な働き方の効果を検証するパイロットプログラム
組織:西シドニー地域保健局 (WSLHD) − ブラックタウン病院
場所:オーストラリア・シドニー
業界:ヘルスケア
コンセプト:より良いサービスの提供
The Back Story − 背景
The Back Story
西シドニー地域保健局では、地域の健康を管理する機関として「西シドニーおよびその周辺地域の人々のためのより良い健康サービスを提供する」というビジョンを掲げていました。
そのビジョンを体現する施策の一環として、ブラックタウン病院の管理部門であるB2Hubに新しい働き方の試験的導入が決定しました。このパイロットプログラムが成功すれば、この柔軟な働き方が西シドニー保健局全体に展開されるというものでした。
西シドニー保健局におけるABWとは
課題
ブラックタウン病院の新しいワークプレイス戦略には、地域の人口増加と高齢化に伴い、より多くのリソースを提供し、総体的に異なる多分野のアプローチを患者ケアに取り入れることが必要とされました。
一方で、ブラックタウン病院はこれまで慢性的に臨床スタッフの採用・定着に苦労してきました。ABWの考え方を取り入れることは、若い世代の臨床医にとって魅力的な職場環境を提供し、キャリアの目的地となることを目指していたのです。
課題は、保健局としての一貫したビジョンを構築し、ブラックタウン病院内のすべての階層から賛同・理解を得ることでした。
結果
パイロットプログラムの開始時に、ブラックタウン病院で改善が期待される分野・項目を整理しました。その結果、人とのつながりの強化や、働き方の柔軟性や効率性の向上、イノベーションの向上、人々が行きたいと思うワークプレイスの構築、といったキーワードが挙げられました。
ABWの導入から数か月後、試験的に導入されたスペースで働くユーザーとのフォーカスグループと働き方サーベイのデータから、各分野で劇的な改善が見られ、パイロットプログラムは成功と判断されました。
それ以来、ABWがもたらした柔軟な働き方が、西シドニー保健局内の多くの病院管理部門に導入されています。
- 84% believe the new space enables them to work more productively
- 100% of respondents agree that B2Hub creates an enjoyable place to work in and a place they are proud to bring visitors