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日建設計総合研究所 東京オフィス:

自律的な働き方を目的としたABW導入事例

"自分の仕事を活動ごとに分類することは経験したことがありませんでした。特に活動と場所を紐づける意識は初めてで、同じ場所であらゆる仕事を行ってきたこれまでの働き方を思い返すと、周辺で行われるWeb会議やメンバーからの相談で自身の仕事に集中できないことがあったと気づくきっかけになりました。"
湯島 秀樹
執行役員

Case Study Overview

Case Study Overview

日建設計総合研究所

業種:調査・コンサルティング

所在地:東京都

対象人員数:約80名

オフィス工事完了:2022年5月

The Back Story

The Back Story

NSRIは2006年の創設から順調に成長し、従業員数は創業当時の約30名から、2020年3月にV+Cに相談をいただいた時点で約90名にまで増加。将来的な人材の採用を踏まえるとより大きなオフィスへの引越しが必要とされました。加えて、組織としてのマネジメントの方法もこの人数規模では見直すべき段階にありました。

組織の成長に適切な環境を整える上で、働き方やワークプレイスを評価する仕組みを探していた時に出会ったのがABWでした。

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課題

組織が大きくなり新たなステージを迎えるNSRIが感じていた課題は主に2つありました。1つは、従業員が世代交代を通じて自発的な行動を取れる人材になること。日建設計から独立した第一世代メンバーが定年の時期を迎える中、従業員の積極性や提案能力といった文化的要素の継承が必要とされていました。

そしてもう1つは、コロナ禍を経てオフィスの役割が変化しつつある中、オフィス出社の価値を再定義することでした。NSRIでは、コロナ禍でも動じることなくハイブリッドワークを実践していました。しかし「場所を意図的に選ぶ」ことの必要性までは認識を十分に共有できず、柔軟な働き方をフル活用できていないという課題がありました。

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プロセス

V+Cのコンサルタントは上記の課題とビジョンを整理したPhase 1の活動を含め、 3段階に分けてプロジェクトのサポートを行いました。

V+Cは組織のありたい姿の原型づくりからオフィス空間の要件整理、新しい働き方のトレーニングに至るまで、プロジェクトメンバーが中心となって社内に展開できるようサポートし、2022年5月に新オフィスのオープンを迎えました。

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結果

新オフィスのオープンから半年ほど経った後のインタビューでさまざまな効果が見られました。

  • 従業員が働き方に計画性と意図を持ち、自発的に動けるようになった
  • オフィス出社に意義を持てるようになった
  • 自身の働き方や仕事の内容を以前よりも解像度高く把握できるようになった
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“「活動」という視点で働き方を整理することは、わかっているようでやったことがなく、活動と場所を結び付ける意識も新鮮でした。 1日のスケジュールを見て、今日は出社した方が良いか、在宅で対応可能かを考えて判断するようになりました。”
近藤 武士
主任研究員
“新しいオフィス空間は会社に集まってコラボレーションを行うというモチベーションにつながっています。”
久保 夏樹
研究員
"ABWを通じて自分たちが実は非効率だった部分にも気づくことができました。個人が効率的な働き方を行うことによって生まれた時間をコミュニケーションやコラボレーションに使い、新しいオフィスはその時間をみんなで有意義に過ごすためのものとして活用していきたいと思います。"
プロジェクトメンバー一同
私たちはお客様と協力し、ワーカーの働き方が豊かになるスペースと人のつながりを通じて、組織の一員として誇りを持って働くことができる独自の文化と環境の構築をサポートします。