"より多くの人が自分の仕事を効率よく遂行することで、より良いコミュニティが形成されると私は信じています。"
PETER MAHER
CEO Macquarie Bank
Case Study Overview
Case Study Overview - 概要
25ヵ国に展開するグローバル金融グループ
- 業界:銀行・金融サービス
- 所在地:オーストラリア・シドニー
- 従業員数:約3,000人
- オフィス面積:30.000㎡
- コンセプト:透明性、コラボレーション、チームワーク
The Back Story - 背景
The Back Story - 背景
2009年、マッコーリーグループの銀行・金融サービス部門は、約3,000人のスタッフのワークプレイスとして、シドニーのOne Shelley Streetにある新しい本社をリース契約しました。
同社は、新しい働き方やワークプレイスのコンセプトを構築・導入することで、組織にとって透明性やコラボレーション、チームワークが何を意味するのかを定義しようとしていました。
01
課題
経営層はABWの導入によって、新オフィスのワークスペースや働き方を組織の目標や価値観と一致させ、ブランドを具現化するというポテンシャルを認識していました。しかし、組織のサイロ化から脱却するという1つの大きな課題に直面していました。
One Shelley Streetの新オフィスは1部門の本拠地となる予定だったものの、部門自体は多くの異なるビジネスユニットで構成されていました。クロスコラボレーションやビジネス間のチームワークといったものは、マッコーリー銀行内の行動様式の一部とはなっていませんでした。
02
結果
マッコーリー銀行が2009年に契約した新しいオフィス環境は、明るく透明性があり、多様でカラフルなものとなりました。また一方で、このOne Shelley Stのオフィスに入居したばかりの初期の頃には、次のような課題が明らかになりました:
- 見えないチームをどうやって管理すればいいのか?
- 同じ場所で働かなくてもチームはチームとして機能できるのか?
しかし、同行のCEOであるピーター・メイヤー氏が指摘したように、これらの問題の解決はABWにおける継続的なプロセスの一部であり、チェンジマネジメントにおけるプロセスの一部でもありました。
03
数字で見る成果
引越しから6か月後に、新しい働き方についてサーベイ調査を行い、次のような成果が見られました:
- 92%が、元の働き方に戻りたくないと回答
- 73%が、ABWの導入によってマッコーリー銀行での仕事に対する考え方がポジティブに変わったと回答
- 55%が、新しい働き方が自分の業績向上につながったと回答。また効果が少ないと感じている人はわずか6%だった
重要なのは、最初にビジョンと目標を的確に設定することでした。
ALISON CREED
Program Director | One Shelley Street Project
“人々がお互いにつながることで起こることには、莫大な力があります。人々が互いに出くわし、より価値のある議論を行い、またその議論を行うのを目にすることもできます。良いビジネスネットワークは、良いビジネス関係だけでなく、その関係の社会的側面にも築かれているのです。”
ANTHONY HENRY
Divisional Director | Macquarie Group Business Services Division
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