カーディニア・シャイア市は、メルボルンの7つの成長柱の1つであり、市民への提供サービスに対する期待とプレッシャーが常にあります。
GARRY MCQUILLAN
CEO | Cardinia Shire Council
The Back Story ー 背景
The Back Story ー 背景
カーディニア・シャイア市は、オーストラリア・ビクトリア州にある地方自治体で、主に地域住民への公共サービスの提供やインフラ整備、都市計画、教育、環境保護、交通などの政策を担っています。
カーディニア・シャイア市はメルボルンの南東部に位置し、メルボルンの主要な成長地域の1つとして急速な発展を遂げてきました。また人口も今後10年で倍増するという予測からインフラ・公共サービスの需要が高まっている地域として注目されていました。この背景から、市役所は多様性豊かなコミュニティのつながりや成長を重視し、地域のニーズに応えるための戦略的な働き方改革や新しい取り組みを積極的に導入しようとしていました。
市は、次の特性を支える新しい働き方を構築することで、組織の戦略的・文化的目標を達成できると考えていました:
- スタッフのつながりと結束
- モバイルでダイナミックな働き方
- 卓越した業務遂行
- 高い従業員エンゲージメント
これらの目標を達成するため、カーディニア・シャイア市はVeldhoen + Companyと協力し、2014年にオーストラリアで初めてABWを採用した地方自治体となりました。
カーディニア・シャイアのABWストーリーをご覧ください
スマートで効率的な働き方とコラボレーションを目指した、カーディニア・シャイア市議会の組織変革の物語です。動画では、カーディニア・シャイアに住む人々に、より良いサービスを提供するための取り組みが描かれています。
01
課題
カーディニア・シャイア市は、新しい働き方やワークプレイスによって克服すべき現状の課題を次のように整理しました。
- スタッフが自分のチーム以外の人とのつながりを持っていない。また一部の部署は、お互いに顔を合わせることもなく、知り合って話しをする機会すらない
- 現状の組織文化がスタッフ間の十分な信頼関係を育むものではない
- 柔軟性、創造性、イノベーションが、組織文化的な要因によって妨げられている
- スタッフのエンゲージメントが低く、その結果、職務範囲を超えた自主的な努力や貢献が限られている
02
結果
新しいオフィスへの移転後のサーベイ結果から、すべての主要項目でポジティブな変化が見られました:
つながりと結束
- リーダーが模範的な行動を示すようになった
- オフィス勤務を通じて組織全体とのつながりが増えた
- タスクを即座に実行し、迅速に意思決定を行う機会が増加した
- 部門横断的に多くの人と会う機会が増えた
モバイルでダイナミックな働き方
- 新しい環境や柔軟性のあるチームの合意による、フレキシブルでモバイルな働き方の推奨
- 今後10年分の成長を見越した設計を施したワークプレイスデザイン
質の高いエンゲージメント
- 本質的な会話の増加
- 活発なエネルギーを感じる環境
- 建物や設備の改善
- 68%のスタッフが生産性向上を実感していると回答
- スタッフの離職率が13%から7%まで減少
卓越した業務遂行
- 組織内研修の増加
- プロセス作業や集中作業の効率の向上
- 紙の使用量が70%減少
- 印刷コスト 年間約34,000ドルの節約(推定)
私たちは、組織をよりアジャイルにし、市民の期待に迅速に応えるための基盤としてABWを採用しました。
DI ASHTON
Project Director ABW | Cardinia Shire Council
働き方について皆それぞれ異なる考えを持っていますが、私たちの組織は自分の領域だけでなく、コミュニティ全体にとって何が最善かを考え始める必要があります。
Spoken by a participant of the Executive Workshop with Veldhoen + Company
CEOとして、これが未来の働き方であるということに、疑いを持ったことは一度もありません。
GARRY MCQUILLAN
CEO | Cardinia Shire Council
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私たちはお客様と協力し、ワーカーの働き方が豊かになるスペースと人のつながりを通じて、組織の一員として誇りを持って働くことができる独自の文化と環境の構築をサポートします。